三鷹市「くらしの教室@のぞみメモリークリニック」参加レポート

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    JR三鷹駅から南に15分ほど歩いたところにあるのぞみメモリークリニックでは、

    2〜3ヶ月に一度「くらしの教室」という誰でも参加できる集まりを行っています。

    WEB媒体で人気連載(ヨミドクターの連載は終了 ※下記参照)を持つ木之下徹院長や、

    我が国における認知症医の第一人者・繁田雅弘先生も参加されます。

     

     

    この取り組みを「認知症カフェ」とお呼びすると、

    おれはその名前好きじゃねえなあ」と木之下先生に言われそうですが、

    全国の認知症カフェが大いに参考にできる取り組みだと思うので、

    どうかお許しいただきたいと思います。

     

     

    「くらしの教室」は、軽度認知障害や認知症とどうつきあうか、

    希望とともに、よりよく生きる」ことを、参加した人全員で考える場です。

    クリニックに通う当事者はもちろん、認知症に関心がある様々な立場の人が参加しています。

     

    講義中の水谷佳子看護師

     

    定刻になると、日本老年精神医学会でも演壇に立つことのある

    スーパー看護師・水谷佳子さんによるレクチャーがはじまります。

    そのレクチャーは二段構成となっており、

    前段はその日のテーマに関する正確でわかりやすい解説、

    そして後段では書籍から引用されたり、

    クリニックに通う当事者の方たちが水谷さんらに直接語った言葉が紹介されます。

     

     

    レクチャーが終わると、テーブルごとに感想などが話し合われます。

    各テーブルには医療者や当事者・家族が一緒になっており、

    水谷さんの巧みなファシリテーションを受けながら深く有意義に対話が進みます。

     

    繁田雅弘先生は『老年精神医学雑誌』の本年10月号で、

    認知症の人の視点に立つ難しさと、その声をよく聴くことの重要性について

    5ページにわたり書かれています。

    「くらしの教室」が取り組んでいるのは、まさにそのようなことなのだと感じました。

     

    締めのひとことを話す木之下徹医師

     

    冒頭に書いた、全国の認知症カフェで参考にできること、

    というのはこの当事者の言葉を聴き、そこから一緒に考えるという部分です。

    全国のカフェには当事者の参加がないことを悩みとして挙げるところが少なくありません。

    しかし「くらしの教室」のように、書籍などからでも当事者の声を集め、

    その言葉を「聴こうとする」ことはできるはず。

    ぜひ、参考にしていただけるといいと思います。

     

     

    「くらしの教室」では、最後に全員で拳をあげて「前へ!」と唱和します。

    いつもは音頭をとる繁田先生が不在だったので、この日は木之下先生が担当。

    ちょっと照れが感じられました(笑)。

     

     

     

    「くらしの教室@のぞみメモリークリニック」 

    開催場所:東京都三鷹市下連雀4-2-8

    開催日時:2〜3ヶ月ごと日曜、13時〜15時 

    参加費:無料 

    連絡先:0422-70-3880(のぞみメモリークリニック) 

    申し込み:当日参加可(できれば前もって連絡を)

     

     

    のぞみメモリークリニック

    http://nozomi-mem.jp/

     

    バズフィードで始まった木之下先生の連載ページ(不定期更新)

    https://www.buzzfeed.com/jp/torukinoshita/ninchishouyobounoshinjitsu?utm_term=.hjRo3Mlz4#.qdx3wjKkD

     

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