札幌市「まどべカフェ すとんぷ」現地レポート

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    札幌市・月寒中央駅から徒歩7分ほどの住宅街にある「まどべカフェすとんぷ」は

    常設型の認知症カフェとして全国的に見ても最も長く続いている事例のひとつです。

    オープンしたのは10年前。グループホームまどべの開業に合わせて建物の一角に

    誰でも利用できるカフェレストランが作られたのが始まりでした。

     

    (写真はまだ雪の残る3月の様子。7月に再訪問した際は残念ながら定休日でした)

     

    「すとんぷ」にはグループホームの入居者はもちろん、

    近隣の住民や、近くにある幼稚園に通う家族連れなど様々なお客さんがやってきます。

    自然なかたちで認知症の人もそうでない人も混じり合い、

    触れ合うような距離で飲食することでお互いのことを想像しやすい環境が作られているといえます。

     

    認知症に関することで相談があれば、奥の扉でつながっているグループホームの職員にいつでもアクセスできます。

    これまでお客さんから相談を受けて地域のニーズを把握するということが複数例あったそうです。

    敷居の低い相談先があるというのは地域の人々にとってとても大事な社会資源です。

     

     

    店名の由来となった「ストンプ」とは足を踏み鳴らすという意味の音楽用語で、

    ジャズに合わせて踊るダンスを指す言葉でもあります。

    実はお店を切り盛りする店長さんがジャズシンガーであり、

    さらに男性シェフも夜はジャズピアニストとしての顔も持っているそうで、

    おかげで店内に流れるBGMはジャズを中心にセンス良く選曲されています。

     

    これは認知症カフェとは違う場所で聞いた話ですが、

    今のお年寄りにとってジャズとは青春の音楽なのだそうです。

    重苦しい戦争の時代が過ぎ、明るく開放的な戦後を象徴するのがジャズを中心としたアメリカ文化なのです。

    認知症の当事者世代も次第に若返り、何を懐かしいと感じるかは変化していきます。

    認知症カフェのあり方も適切なアップデートが必要なのだと感じざるをえません。

     

    札幌市は認知症カフェの数が多く、行政による取り組みも熱心な自治体の一つです。

    厚労省の資料でも先進的な事例として登場する「すとんぷ」ですから、

    ぜひその活動を特に札幌市民のみなさんに広く知っていただきたいと思います。

     

     

    「まどべカフェすとんぷ」

    営業時間:10時から17時

    定休日:土・日・祝日 

    開催場所:札幌市豊平区月寒東3条7丁目1-6

    問い合わせ:011-856-5145

    HP:http://www.madobegroup.jp/cafe.html

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