天理市「ホームパーティ」参加レポート

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    アメリカ出身のスーザン・リンさんは40年前に日本人の夫と結婚し奈良県天理市にやってきました。

    地元・天理大学の語学学校で英語やスピーチの教師として働き、優秀な手腕を評価されてきましたが、

    50代の半ばから認知症の症状が現れ、62歳の時にアルツハイマー病と診断を受けたそうです。

    認知症の進行に従い日本語での会話が難しくなってきたスーザンさんのために、

    娘の村尾香織さんが英語を話せる人を自宅に招いて行うようになったのが

    月に1度の「ホームパーティ」です。

     

     

    この日は地元の友人たちや介護関係者など5、6人と、

    天理大学に留学しているアメリカ出身の学生がボランティアとして参加しました。

    地元名産のイチゴなどのフルーツ、お菓子などがテーブルに並べられ、ホームパーティが始まります。

    英語と日本語が混ざりながら楽しく会話が行われます。

     

     

    1時間くらいしたところで音楽演奏がはじまります。

    参加者の一人がフルートを、香織さんがギターを取り出し、

    スーザンさんが小さい頃に聞いていたようなアメリカの音楽を選んでいきます。

    みんなが知っている歌詞のところを口ずさむと、

    スーザンさんの表情も明るくなっていました。

     

     

    この「ホームパーティ」のような、たった一人「その人」のため取り組みを、

    私は「パーソンセンタードカフェ」と呼んでいます。

    これは認知症カフェの最もシンプルな姿であり、

    ここから発展する事例もあることを考えると「カフェの芽」とも言えるでしょう。

    パーソンセンタードカフェは行政や専門職が関わっていないことも多く

    必ずしも統計的には把握されていませんが、

    全国を取材してきて決して少なくないという印象を持っています。

     

    パーティのあいだ自由に歩き回り雰囲気を和ませる愛猫はなちゃん

     

     

    「ホームパーティ」

    開催日時:月1回、14:00-16:00

    開催場所:奈良県天理市個人宅

     

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